SANYO DENKI(山洋電気) JAPAN

トップメッセージ

トップメッセージ

みなさまには、ますますご清栄のこととおよろこび申しあげます。

ひとことごあいさつを申しあげます。

当期の当社グループを取り巻く環境は、通信、半導体関連分野の需要減退や中国市場での景気の低迷を受け、厳しい状況となりました。そのような状況のなかで、当社グループでは受注確保の取り組みとして、当社グループの経営資源を活かした協業ビジネスや新市場への事業展開をおこなってまいりました。

2021年4月からスタートした第9次中期経営計画では、「殻を破る」をテーマに、今までになかった新しいもの、新しいやり方を創出し、山洋電気グループがグローバル企業として「世界のトップブランド」を構築することを目標としています。3年目の当期は、引き続きグローバルな生産能力の強化や営業体制の拡充を進めてまいりました。

生産活動においては、2024年3月にSANYO DENKI PHILIPPINES,INC.の第4工場が竣工いたしました。当社グループの主要な販売市場である通信装置、半導体製造装置向けの需要回復や新市場の拡大に備え、多くの製品を迅速に提供できる体制を整えることで、将来を見据えた競争力の強化に努めました。

このほか、2023年10月にはSANYO DENKI EUROPE S.A.のモータ組立工場が稼働を開始いたしました。営業拠点に組立工場を併設することで、製品供給のリードタイム短縮と柔軟なカスタマイズが可能となり、地域のお客さまへ密着した生産体制を実現しました。
また、2024年5月には、中国の成都に新たなグループ会社を設立いたしました。中国の西南・華中地区を中心に新規開拓と現地代理店のサポートをおこなってまいります。

さらに、当社グループでは、社員が生き生きと働き、それぞれの能力を最大限に発揮することこそが、企業の中長期的な成長と社会貢献につながるという考えのもと、健康経営にも積極的に取り組んでおります。当期においては、「健康経営優良法人」に3年連続認定されました。

中期経営計画の取り組みのほか、2024年4月より、経営基盤と事業体制の強化を目的として、従来の3事業部制にかわり、社内カンパニー制を導入いたしました。社内カンパニー制の導入により、各カンパニーが持つ技術と強みを活かした製品開発をおこない市場を拡大することで、当社グループの成長を加速させてまいります。

みなさまには、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申しあげます。