プロダクトニュース

高効率の常時インバータ給電方式UPS
「SANUPS A23D」2機種(50 kVA,100 kVA)を開発

2022年1月7日

山洋電気株式会社は,中・大容量で高効率なUPS「SANUPS A23D」を2機種開発しました。変換効率の向上により,ランニングコストの低減と省エネルギー化を実現しました。

SANUPS A23D

100 kVA

特長

1. 高効率

変換効率は最高95%を実現。当社従来品※1と比べて2%向上しました。
消費電力や発生熱量を低く抑え,電気代とCO2排出量を削減できます。

2. バッテリの消耗と劣化を抑制

幅広い入力電圧範囲※2により,入力電源の状況が不安定な場合でも,バッテリ運転への切換頻度を抑制し,バッテリの消耗と劣化を防ぎます。
停電時のバッテリ運転時間を確保し,バッテリ交換の頻度を低減できます。

3. メンテナンスコスト低減

冷却ファンや電解コンデンサなどは15年間,ヒューズ/リレー類は10年間,交換不要です。

4. 操作性の向上

タッチパネル式のカラー液晶を採用。視認性と操作性が向上しました。

5. 発電機との連携メリット

非常用発電機からの電力をスムーズに受け取るウォークイン機能※3を搭載しました。
発電機の容量を抑えることで,経済的な非常用電源システムを構築できます。

※1 出力容量100kVAの場合。当社従来品SANUPS A23C104と定格運転時での比較。

※2 負荷率が約60%以下の場合,定格電圧の-30%まで。

※3 ウォークイン機能:復電時にUPSの入力電流を徐々に上げることで急激な電力変化を抑制する機能。

仕様

定格出力容量 50 kVA 100 kVA
運転方式 常時インバータ給電
交流入力 電圧変動範囲 200V±15%, 210V±10%, 220V-10%~+5% ※1
相数線数 三相3線
交流出力 定格電圧 200/210/220 V
電圧精度 定格電圧±1%以内
負荷力率 定格 0.9(遅れ)
変動範囲 0.7~1.0
バックアップ時間 ※2 10分
使用環境 周囲温度:0~+40°C,相対湿度:30~90%(結露なきこと)
外形寸法(mm)
W(幅) 600 800
D(奥行き) 700 700
H(高さ) 1775 1950

※1 負荷率が約60%以下の場合,定格電圧の-30%まで。
※2 周囲温度25°C,初期値,定格負荷力率の場合。

カタログデータ

日本語版 [102KB]

English [46KB]

用途

データセンタ,通信機器,通信インフラ,製造ライン,研究施設など

受注開始日

2022年1月7日

価格

オープンプライス

リリースに記載されている内容はすべて,2022年1月7日現在の実績です。
「SANUPS」は山洋電気株式会社の登録商標です。